グーグルアナリティクスの、「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」について、正確に理解していない人も多いと思います。
簡単に言うと、サイト全体の滞在時間と、ページごとの滞在時間なのですが、離脱したページの時間が含まれないことに注意が必要です。
- 平均セッション時間 → サイト全体
- 平均ページ滞在時間 → ページごと
平均セッション時間
平均セッション時間とは、ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの時間の平均です。
ユーザーがサイト内の多くのページを回遊すると、セッション時間はおのずと長くなります。
ただし、離脱したページは計測されないので、ユーザーが1ページだけで離脱(直帰)した場合はセッション時間は0秒となります。
なぜかというと、google社は、ページを開いてから次のページを開くまでの時間を計測しているからです。
例1 セッション時間15分
流入
↓
ページA 滞在時間5分
↓
ページB 滞在時間10分
↓
ページC (計測されない)
↓
離脱
例2 セッション時間0分
流入
↓
ページA (計測されない)
↓
離脱
ちなみに、セッション時間が0秒の場合も、平均セッション時間の計算に含めます。
つまり、直帰するユーザーが多くなると、平均セッション時間も短くなるというわけです。
セッション時間を長くするには、ページの内容を充実させるのはもちろんですが、直帰しないように内部リンクを貼ることも重要になってきます。
サイトの平均セッション時間を確認するには、アナリティクスの「オーディエンス」→「概要」から行います。
個人ブログの平均セッション時間の目安は、1分~2分ぐらいのようです。
私のブログはセッション数自体少ないので、選択する期間によりブレが大きいですが、1分台前半ぐらいです。
平均ページ滞在時間
平均ページ滞在時間とは、ページごとの滞在時間の平均です。
離脱したページは滞在時間を計測しないので、ユーザーが直帰のみの場合は知ることができません。
なので、アナリティクスを見るとページビューがあるのに、平均ページ滞在時間が0秒という現象が起こることがあります。
平均ページ滞在時間を求める時は、離脱したページビューは無視されます。
なので、直帰が多くても平均ページ滞在時間の数値には影響しません。
サイトの平均ページ滞在時間の確認は、アナリティクスの「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」から可能です。
個人ブログの平均ページ滞在時間の目安は、3分~5分ぐらいのようです。
ちなみに、私のブログは3分半~4分ぐらい。
【まとめ】滞在時間でユーザー行動を分析しよう
平均セッション時間と平均ページ滞在時間は、基本長い方が良いと思いますが、そのデータをもとにユーザーの行動を分析することが大切です。
ユーザーが、サイト内で迷ってセッション時間が長くなっていたり、理解しづらくてページ滞在時間が長くなる可能性もあります。
それに、個人ブログと企業サイトでは大きく異なりますし、ページの目的によっても滞在時間は変わります。
なので、他のサイトやページと比べたり、リライト前後を比較することも大事です。