タイポグラフィ初心者に、おすすめの本を紹介します。
『タイポグラフィの基本ルール』 大崎 善治 (著)
この本を読む前と、読んだ後では目に見える世界が変わります。
世界が変わるは、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、文字を見る意識が変わると思います。
私は、自分の部屋にある本のタイトル、商品パッケージなどの書体やデザインを気にするようになりました。
もくじ
書籍『タイポグラフィの基本ルール』の内容

タイポグラフィを簡単に説明すると、文字を美しく配列してデザインすることです。
なので、この本の内容は、文字について詳しく知ることから始まります。
そして、書体の種類や形成要素、紙のサイズや種類、本の構成要素なども学ぶことができます。
このような基礎的な知識の他、実務で役立ちそうなタイポグラフィ及びレイアウトの基本テクニックも学ぶことができます。
タイポグラフィの基本テクニック
- 字間は、文字によりバラツキがあるので、見た目をそろえる
- 漢字、ひらがな、欧文では、文字の大きさが違うので、見た目をそろえる
- 行間と行長は、読みやすいように調整する。
- 軸を決めて行をそろえる(行頭、行末、中心、均等)
- 書体は、デザインの目的に合ったものを選び、複数の書体を組み合わせることも可能
- 意図的に、文字の大きさや並べ方を変えたり、文字を変形させてもよい
- 縦組と横組を混在させるのもあり
- 句読点、疑問符、カッコなどの約物は決まりを守る
レイアウトの基本テクニック
- レイアウトにおいて、余白は需要な要素
- 複数の文字要素は、重要度に応じて優先順位をつける
- レイアウトのパターンは、左右対称、軸線の設定、ボックス、グリッド、同一図形の連続、放射、ランダムなど様々
『タイポグラフィの基本ルール』を購入しよう

『タイポグラフィの基本ルール』を紙の本で買おうとする場合、新品は在庫がないので手に入らないようです。
なので、中古か電子書籍を購入するしかないです。
中古の場合、メルカリなどのフリマアプリで安く購入できる場合もありますが、出品されてもすぐ売れてしまうことも多いです。
それに、定価は2,178円ですが、3,000~4,000円のプレミア価格で売られていることもあります。
電子書籍を買う場合は、タブレットやパソコンなどの大きな画面の方が読みやすいと思います。
本の内容に、レイアウト例が多く掲載されているので、画面が小さいスマホでは読みづらいと思います。
私はKindleで購入しましたが、見返すことを考えた場合、紙の本を買った方がよいと思います。
【まとめ】文字のデザインも奥が深い
タイポグラフィに興味あるなら、読んで損はないと思います。
普段何気なく目にする文字は、すごく細かい所までこだわってデザインされていて、文字の世界は奥が深いことを知ることができます。
ポスター、フライヤー、チラシ、名刺、ロゴなどをデザインする時にすごい参考になると思います。
Tシャツや、スマホケース、缶バッジなどのオリジナルグッズを制作する時にも役に立ちそうです。
用語も詳しく説明されていて、デザインの専門知識が無くても問題なく読めるのでおすすめです。
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