ブログを運営している方は、著作権や肖像権に気をつけて記事を書かれていると思います。
しかし、他人の著作物や写真を掲載しているブロガーの多くが、著作権や肖像権を侵害をしているか、グレーな利用をしていると断言します。
私も、著作権や肖像権について少し学んだだけなのですが、自分の過去の記事を見直す必要があると感じました。
大幅にリライトするか、非公開にしなければいけない記事もあり大変です。
そうならないように、ブログ運営者が知っておきたい著作権と肖像権の知識をまとめました。
ちなみに、私は法律の専門家ではないので、間違うこともあると思います。
記事の正確性については、条文は確認して記事を書くようにしましたが、主要な判例は読んだり読まなかったりです。
判例によって見解が違うこともありますし、独特の文章で読みづらいので、素人には難しかったです。
それと、この記事は複数の記事へリンクで飛べるようにした、まとめ記事です。
どの記事も数分で読めるので、全記事読破もそんなに時間はかからないと思いますが、興味がある記事のみ読んでも全然かまいません。
皆さまの著作権や肖像権に関する悩みが一つでも解決できれば幸いです。
ブログ記事の文章を書く時の著作権(4記事)


ブログで本の紹介をする時に、必ず知っておくべき著作権の知識。
本の紹介をする時、内容の要約を書いてしまう方が多いと思いますが、著作権侵害になる可能性があります。
引用する場合も、ルールを守る必要がありますし、本の表紙にも著作権があります。

歌詞をブログに掲載する場合は、JASRACへの許諾手続が必要です。
個人で手続きしなくてもよいブログサービスがありますが、大量に掲載したり、広告収入を得る場合はダメです。

他人のブログ記事のリライトは著作権侵害?新聞、メール、手紙の掲載は?
他人の記事のパクリはもちろんですが、要約も著作権侵害になる可能性があります。
個人的なメールや手紙を掲載するのも、著作権やプライバシーを侵害する恐れがあります。

ブロガー必読!著作権の引用ルールとは?引用と転載は違います。
引用は、引用タグを使用しただけではダメです。
引用したつもりでも、無断転載になっている人が多いと思いますので、引用ルールを知らない人は必読です。
ブログ画像等の著作権と肖像権(10記事)


フリー素材を使っているのに著作権侵害?フリー画像の意味とは。
フリー素材を利用する場合、権利関係のしっかりした素材サイトを選び、規約をよく読みましょう。
フリー素材と思っていても、著作権侵害になる可能性があるというお話です。

人物には肖像権があるので、特定できないように配慮してネットにアップする必要があります。

ペットの肖像権。ブログやSNSに動物の写真を勝手に使っていいの?
動物には肖像権はないので、他人のペットの写真をネットにアップするのはモラルの問題になりそうです。

建物の写真を撮ってネットにアップしても著作権の侵害にならない?
一般住宅に著作権はありませんが、有名建築は著作権が認められる場合があります。
ただ、建築の著作物は、建築により複製しなければ自由に利用することができます。

屋外にある彫刻はけっこう自由に利用できて、写真を撮ってネットにアップしても問題ないです。

カタログやチラシなどの商品画像に著作権はあるので、勝手に使用してはいけないです。
あと、フリマアプリなどで商品を出品する時、本などの著作物の写真を撮ったりすることが著作権法違反にならないか調べました。

他人の著作物が写り込みした写真を、ネットにアップしたら著作権侵害?
背景に著作物が写り込むことは、日常でよくあることだと思います。
小さく写り込むぐらいなら問題ないと思いますが、意図的に写すのは避けたほうがいいという話です。

スクリーンショットを貼ったら著作権侵害になる可能性があります!
他のサイトのスクリーンショットを貼ることがあると思いますが、引用ルールを守らないと著作権侵害の可能性も。

地図にも著作権があります。
グーグルマップは、スクショではなく埋め込みましょう。

ブログにYouTube動画を埋め込みしてもよいのですが、音楽動画は複雑です。
特にアフィリエイトをしている場合は、許諾手続きが必要なようでです。
デザイナー向けの法律知識(6記事)


芸能人や有名人の似顔絵イラスト販売は肖像権、著作権的にダメ?
著作権は似顔絵を描いた人にありますが、絵のモデルの肖像権とパブリシティ権を侵害してはいけません。

フォントには、基本的には著作権がないが、規約は守りましょう。
ロゴは、著作権が認められない場合でも、商標で保護されていることがあります。

イラストや写真の模写は、類似性が高い場合は著作権侵害になる可能性があります。
著作権を侵害しないための方法などを書いています

判例によると、レイアウトや配色は、作業に過ぎないので、著作物性を認めることができないようです。

キャッチコピー等は、文章が短いので著作権が認められづらいです。
ただし文章が短くても、標語や俳句などは著作物と認められやすいと思いますので注意。

あの有名絵画も著作権保護期間が切れていればフリーに使えるって知ってた?
著作権保護期間が経過しパブリックドメインになっていれば商用利用もできます。
外国の著作物に戦時加算があるなんで、ほとんどの人は知らないと思います。
【おまけ】ブログ名を保護するには(1記事)
ブログ名には著作権はありませんので、自分が運営しているブログ名が、他者のブログと被った場合、保護するには商標登録が必要です。
自分のブログ名が他者に商標登録されて、使えなくなる可能性があるということを知っておいた方がよいです。

著作権と商標権の違いを知り、ブランドや作品を適切に保護しよう。
商標権は、商品やサービスなどのブランドを守る権利です。
登録を必要としない著作権と違い、料金を支払い登録する必要があります。
最後に、デザイナーにおすすめの書籍を紹介します。
「クリエイターのための権利の本」というタイトルで、私の記事もこの本を参考にさせていただきました。
法律初学者でも読みやすく、クリエイターが実際に悩みそうなことが書かれています。
ブロガーの方が読んでも、文章や画像の著作権について詳しくなれると思います。
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