ブログの直帰率と離脱率の意味や違いを、簡単に説明したいと思います。
それと、直帰率と離脱率が平均より高い場合の原因と、どのように改善すればいいか考えたいと思います。
ブログの直帰率・離脱率とは

直帰率・離脱率の意味
直帰率とは、ユーザーがブログの1ページだけを見て、他のページに行くことなく離脱した割合のことです。
例えば、10人がブログを訪問(セッション)して、5人が1ページだけ見て離脱したら、直帰率は50%となります。
直帰率 = 直帰数 ÷ そのページから始まったセッション数 × 100
離脱率とは、個々のページの全ページビューのうち、そのページを最後に離脱した割合のことです。
直帰率と違い、そのページが何番目に見られたかは関係ありません。
離脱率 = 離脱数 ÷ PV数 × 100
直帰率と離脱率の違い
直帰率と離脱率の違いが、いまいちよくわからない方もいると思いますので、簡単な計算をしてみます。
例えば、5人が以下のように訪問した時の直帰率と離脱率です。
- ページA→離脱
- ページA→ページB→離脱
- ページB→ページA→離脱
- ページB→離脱
- ページB→離脱
直帰率の計算
- ページAの直帰率 50%(2回最初に見られ、離脱は1)
- ページBの直帰率 66%(3回最初に見られ、離脱は2)
離脱率の計算
- ページAの離脱率 66%(3回見られ、離脱は2)
- ページBの離脱率 75%(4回見られ、離脱は3)
参考:googleアナリティクスのヘルプ → 離脱率と直帰率の違い
直帰率と離脱率の目安。平均より高い場合の改善点。

個人ブログの直帰率の目安は、70%~80%ぐらいだと思います。
離脱率の目安は、参考となるデータが見つからずわかりませんでした。
ちなみに、私のブログの直帰率は約90%、離脱率約75%とかなり高め。
ただ、ブログの内容によって変わりますし、ユーザーがそのページで満足し離脱する場合もありますので、平均より高いから悪いと言い切れないです。
コアなファンが、最新記事だけ見て離脱する可能性だってありますよね。
なので、直帰率と離脱率は、平均ページ滞在時間などと合わせて、ユーザーの行動を分析することが必要です。
悪い原因で直帰率や離脱率が高くなる場合は、以下のようなものがあります。
- ページの表示スピードが遅い
- 記事冒頭のつかみが悪い
- タイトルと内容が合っていなかったり、求めている情報がない
- コンテンツが解りづらい、読みづらい
- モバイル対応になっていない
- 適切な内部リンクがない
ユーザーを別のページに誘導したいのに、直帰率や離脱率が高めな場合はこれらの改善が必要となります。
各ページの直帰率と離脱率を確認は、アナリティクスの【 行動>サイトコンテンツ>すべてのページ】 から可能です。
【まとめ】直帰率と離脱率よりページの目的が大事
直帰率と離脱率が平均より高めだから悪いと決めつけず、ページの目的に合った行動をユーザーがしているかを考えます。
そして、他の計測データと合わせてユーザーの行動を分析し、ブログを改善する必要があります。
なにより、キーワードで検索して自分のブログに訪れたユーザーを、検索画面に直帰させないことが大切です。
検索画面に戻って他のサイトで調べなおす行為は、ユーザーにとって二度手間ですので、googleの評価を下げることになりかねません。
ちなみに、平均ページ滞在時間の計測の仕方を正しく理解していない方もいると思いますので、よければ別の記事もどうぞ。
おすすめ記事 → 正確な平均セッション時間と平均ページ滞在時間とは?目安は何分。