絵が上手くなるには、才能も、絵を描き始める年齢も、それほど関係ないと思っています。
ですが、ただ練習するだけでは、子供の頃からずっと描き続けている人には追いつくことはできません。
なので、イラスト初心者が独学&最速で上手くなる方法を考えたいと思います。
基本的には、上手い人の真似をすることです。
中には自分に特別な才能があるので、人の真似をする必要がないと思う方がいるかもしれません。
しかし、自分は才能があると思っている人ほど、論理的な根拠はなく、ただの願望にすぎないように思います。
IT業界でよく使われる言葉に『車輪の再発明』というものがあります。
意味は、「すでにある技術を再び生み出し、時間を無駄にすること」です。
絵を描くことにおいても、確立されている技術がありますので真似しましょう。
それから、自分なりの工夫を凝らし、オリジナルの絵を描けばいいと思います。
もくじ
絵が上手くなるには真似する

真似をして技術を学ぶ
自分が目指したい作風の絵を探し真似をしますが、トレースや模写など、真似の仕方は様々あります。
トレースは、元の絵に紙やレイヤーを重ねて線をなぞりますが、ただの作業になってしまいがちなので、あまり効果はないと思います。
なので、絵が上手くなるには模写をします。
模写は、元の絵をよく観察して同じように描くことですが、作者がどのような手順で絵を描いているか理解しながら行うことが大事です。
なぜなら、模写の目的は、そっくりに描くことではなく、技術を学ぶことだからです。
同じように描けない場合は、メイキング動画を見ることで作者が絵を描く様子を追体験し、制作過程を知ることができます。
メイキング動画はYouTubeなどにたくさんありますので探してみましょう。
作者の描き方や思考など様々な気付きを与えてくれると思います。
模写をやっと終えたとします。
ですが、元の絵のレベルに達していないと思いますので、元の絵と比べて足りない部分はどこか探しましょう。
そして、また最初から模写を繰り返えすことで、確実に上達していきます。
まったく同じものを描くだけでなく、作風だけ真似てオリジナルの絵を描くのもいいと思います。
生物や物体の構造を理解する
模写する過程で、生物や物体の構造を理解してないと、うまく描けない部分がでてくると思います。
なので、その都度わからない部分をデッサンなどして学ぶ必要があります。
例えば、人間を描く場合、顔全体に対する目や鼻の位置、骨の形、筋肉の付き方を知らないと、どこかバランスが悪くなり、リアルな絵を描くことは難しくなります。
影やしわなども同じで、なぜそのような付き方をするのか理解して描かないと、違和感を感じる絵になってしまいます。
そのため、実物や写真をよく観察し、立体的なイメージと質感を持つことが大事です。
自分の想像だけで描いていては、今までにインプットしたものしかアウトプットされませんので、自分の気づきがなく成長しないです。
デッサンは、あくまで絵を完成させるため必要最低限でいいと思います。
デッサンの練習ばかりではキリがなく、練習すること自体は目的ではないからです。
描いた絵や、得た知識は発信しよう

描いた絵を公開する理由
絵の完成度を上げるためには、サイトやSNSなどで公開することが有効です。
誰にも見せないでいると、中途半端な出来で描くのを止めてしまうことが多くなるからです。
そもそも絵が上手くなりたい理由はなんでしょうか?
「絵に関する仕事をしたい」、「他人に見せたい」などの目的がなければ、絵が下手でもいいと思います。
知識や技術を発信する理由
絵を描いていくうえで気づいたことや学んだことを、ブログ、Twitterなどで発信しましょう。
言語として発信するためには、あいまいだった自分の考えを整理しなければなりません。
すると、理解してなかった部分が明確になり、その部分について学ぶことで知識が深まります。
【まとめ】ネットを活用して最速で上手くなろう
絵が上手くなるには、基本的には上手い人の真似することです。
Pixivとか見ると上手い人をいくらでも探せますし、メイキング動画や、描き方を教えるサイトも溢れています。
これらの情報を上手く利用すれば、ネットのなかった時代に比べ、絵の上達スピードを格段に速くできると思います。
なので、大人になってから絵が上手くなりたいと思っても遅くはありません。
まだ小中学生なら、社会にでる頃には絵を描くことを仕事にできるぐらい上達すると思います。