デジタルイラストのレイヤー合成(乗算、オーバーレイ等)使い方

デジタルイラストのレイヤー合成(乗算、オーバーレイ等)の使い方 アート活動に役立つ情報
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通常、色が塗られているレイヤーを上に重ねると、下のレイヤーは隠れて見えなくなってしまいます。
上下のレイヤーの色をブレンドしたい時は、レイヤー合成を使います。

ですが、レイヤー合成はたくさんの種類があり、どのような時に使えばいいか、初心者には使い方がわからないです。
なので、乗算、加算、オーバーレイ、スクリーンの4種類についてのみ簡単に説明します。

デジタルイラストの基礎知識

ペイントソフトで使用される色は、RGB(赤、緑、青)を組み合わせて表現され、この3色の数値を調整することで、ほぼすべての色を作ることができます。

  • Red(赤)0~255
  • Green(緑)0~255
  • Blue(青)0~255
  • 黒は、RGB0
  • 白は、RGB255

レイヤー合成は、基本色(下レイヤー)と合成色(上レイヤー)の数値に、様々な計算を加えているだけです。
つまり、計算式を知っていれば、合成後にどのような色になるか知ることができます。

色の数値に関して、0から1の範囲で表す方法もあるのですが、ペイントソフトでは0から255で表しています。
そのため、後から出てくる計算式では、255で割っています。

 

 

乗算

乗算は掛け算のことです。
暗くなるので、影などに使用されることが多いです。

基本色 × 合成色 ÷ 255 = 結果色

例えば、RGBが255の白を合成色にしても基本色に変化はありません。
白以外の合成色は、255より低い値を掛けて255で割ることになるので、黒に近づくことになります。

イラストの乗算の使い方

 

加算

加算は足し算のことです。
明るくなるので、光を表現するのに使われたりします。

基本色 + 合成色 = 結果色

基本色に、合成色のRGBを足すだけなので、白のRGB値255に近づくことになります。

イラストの加算の使い方

 

スクリーン

スクリーンは明るくなりますが、加算よりはひかえめです。

基本色 + 合成色 – 基本色×合成色÷ 255 = 結果色

スクリーンの式

式がちよっと複雑なので、分かりづらいですね。
【基本色 + 合成色】は加算 、【基本色×合成色÷ 255】は乗算なので、以下のように式を変えることもできます。

基本色 + 合成色】 – 【基本色×合成色÷ 255= 結果色
 ↓
 加算 - 乗算 = 結果色

つまり、加算の数値から乗算の数値を引くことになるので、スクリーンは加算より暗くなります。

スクリーンの簡単式

 

 

オーバーレイ

オーバーレイは、全体的なコントラスト調整に使っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、どのような処理をしているか理解している人は正直少ないと思います。
式を見ると、明るい色と暗い色では、違う計算をすることが分かります。

基本色 < 128 の場合
基本色 × 合成色 ÷ 255 × 2 = 結果色

基本色 ≧ 128 の場合
2 × (基本色 + 合成色 – 基本色 × 合成色 ÷ 255) – 255 = 結果色

基本色が暗い色の時は乗算、明るい色の時はスクリーンに近い効果が表れます。
ですが、合成する色によっては、明るくなったり、暗くなったりします。

暗い合成色でオーバーレイ

上の例では基本色より暗くなりましたが、合成色を変えてみると明るくもなります。

明るい合成色でオーバーレイ

 

 

レイヤー合成の使い方まとめ

スクリーンとオーバーレイについて、私も完全には理解してないのですが、以下のような感じでレイヤー合成を使えばいいと思います。

  • 乗算 → 暗くしたい時
  • 加算 → 明るくしたい時
  • スクリーン → 少し明るくしたい時
  • オーバーレイ → コントラスト調整

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