ユニクロとのコラボTシャツでカウズ人気が話題になりましたが、私はこの時に初めてカウズを知りました。
調べてみると、カウズには色々なキャラクターがいて、代表的なのはコンパニオンと言う名のキャラクターです。
でも体は、ほぼミッキーマウスなんですよね。
パクリ?
そして、顔はガイコツみたいで目がバッテンです。
私は、カウズがなぜこれほど人気があるのか疑問に思い、その理由を考えました。
カウズは、なぜ人気?
カウズのアート作品は、10億円以上の価格で取引されたこともあります。
一般的に美術品の価値は、アーティストが死んでから上がることも多いですが、カウズはまだ現役なので、このように評価されるのはすごいことです。
カウズが人気である理由として、キャラクターやデザイン自体も良いかもしれませんが、世間の注目を集め人々の生活の中に入り込むのがうまいと思います。
まず、カウズのキャラクターは、他のクリエイターの既存キャラクターをリメイクしたものが多いです。
ミッキーマウス、スヌーピー、ミシュランマンなど。
すでに人々に慣れ親しんでいるキャラクターをうまく利用することで、親近感が生まれ人々に受け入れられると思います。
そしてカウズは、ユニクロの他にも、NIKE、ディオールなど様々な企業とコラボしていています。
このようにファッションとも融合することで、自然に人々の生活に浸透していきます。
街の中に、巨大なキャラクターを展示することもあります。
例えば、『KAWS:HOLIDAY』という大型のコンパニオンを展示するプロジェクトがあります。
韓国のソウル、台湾の台北、香港、日本の静岡県で開催されました。
日本で開催された時、現地に芸能人が来たり、ニュースにもなったと思います。
当然、人々がカウズを目にする機会が増えます。
このように、上手く現代社会に溶け込んでいくことで、今のカウズ人気になったと思います。
カウズはどのようにして生まれたか
カウズとは、芸術家の名前です。
- 本名は、ブライアン・ドネリー
- アメリカのニュージャージー州出身
- 1974年11月4日生まれ
- アニメーターとして働いた経験もあり
ブライアン・ドネリー氏は、子供の時からグラフィティを描いていたそうです。
グラフィティとは壁などに描かれるアートのことで、ストリートアートとも呼ばれたりします。ただの落書きと言う人もいます。
自分のグラフィティ用の名前を書いたものをタグと言い、書く行為をタギングと言いますが、KAWSという名を使ってたようです。
ニューヨークへ移住してからは、企業のポスターや看板などに、目がバッテンのキャラクターのシールを貼ったり書き加えたりしていました。
つまり、他者がデザインした作品を、勝手に自分の作品としてしまうのです。
そのうち、記念撮影する人や、作品を持ち帰る人々が出てくるようになると、企業も無視できなくなります。
このようにして、今の地位を築くようになっていきます。
【まとめ】現代社会がカウズ人気を作った
カウズのキャラクターが著作権的に問題ないか疑問に思う所もありますが、作品の作り方や発表方法は現代的だなと感じました。
それと、グラフィティ(落書き)も犯罪では?とも思いました。
ですが、創作活動をするうえで、いくらすばらしい作品を作っても、人々に見てもらわなければ自己満足で終わってしまいます。
その点カウズは、多くの人々の目に触れるような仕掛けがうまいので、人気が高まっていったのではないでしょうか。