ワードプレスでブログを運営していて、表示速度がいまいち遅いと感じる方は、キャッシュプラグインを使用しているか確認しましょう。
キャッシュは、一度利用したデータをすばやく表示できるように、ページ情報を一時的に記憶しておく仕組みのことです。
MixHostの場合はソフトウェアにLiteSpeedを採用しているので、専用のキャッシュプラグイン「LiteSpeed Cache」を導入することが可能です。
「LiteSpeed Cache」は一般的なキャッシュプラグインより高速で、MixHostも推奨しています。
私は最初「LiteSpeed Cache」を知らずに、キャッシュプラグイン無しでMixHostを使用していたのですが、導入するとビックリするぐらい速度が改善しました。
『LiteSpeed Cache』導入前後のスコア
モバイル 60 → 84
パソコン 90 → 100
測定方法:PageSpeed Insights
ちなみに、今はワードプレスのテーマを変え、プラグインも増えたので、数値は前より低下しています。
ページ表示速度のスコアは、「PageSpeed Insights」で簡単に知ることができますので、計ったことない方は利用してみてください。
それでは、「LiteSpeed Cache」の導入方法を説明したいと思います。
もくじ
「LiteSpeed Cache」の導入方法
「LiteSpeed Cache」の導入方法は、その他のプラグインと同様にインストールしてから有効にするだけです。
「LiteSpeed Cache」導入の簡単な流れ
- ワードプレスの管理画面で「プラグイン」→「新規追加」
- 「LiteSpeed Cache」で検索
- 「LiteSpeed Cache」を今すぐインストール
- 有効化
「LiteSpeed Cache」の設定に関しては、変更せずにそのまま使用してもよいと思いますが、mixhostが推奨設定値を紹介しています。
私も最初は初期設定のまま使用していましたが、mixhostヘルプを参考に少しだけ変更を加えました。
参考 LiteSpeed Cacheを使用してWordPressサイトを高速化する方法(mixhostヘルプ)
注意ポイント
「LiteSpeed Cache」以外のキャッシュプラグインを導入している場合は、アンインストールしましょう。
- WP Super Cache
- W3 Total Cache
- WP Fastest Cache
- Comet Cache
「QUIC.cloud」とは何ぞ?
「LiteSpeed Cache」を導入すると、「QUIC.cloud」という言葉を目にすると思います。
「QUIC.cloud」とは、LiteSpeed Technologiesにより開発されているCDNのことで、動的コンテンツもキャッシュするのでワードプレスに適しています。
そもそもCDNさえ聞きなれない人も多いと思いますので簡単に説明しますね。
CDNとは、コンテンツデリバリーネットワークの略で、世界中のキャッシュサーバーを用いることで、アクセスを分散させる仕組みのことです。
ユーザーへのコンテンツ配信は、近くのキャッシュサーバーからされるので、元データが入っているサーバー(オリジンサーバー)の負荷を減らすことができます。

例えば、オリジンサーバーが日本だとしても、アメリカからのアクセスは、アメリカにあるキャッシュサーバーが対応します。
サーバーは通常、アクセスが集中しすぎたり物理的に距離が遠くなると表示が遅くなりますが、CDNは物理的な距離が近くなりアクセスも分散されるので表示が遅くなるのを防いでくれます。
ただ「QUIC.cloud」を利用するには、いろいろ設定する必要があるのですが、日本語の情報も少なく、サーバーに詳しくない人には難しいです。
QUIC.cloudはまだベータ版なので、不具合が起きる可能性も考えてから導入しましょう。(2021年1月現在)
負荷の高いプラグインを使用してませんか?
「LiteSpeed Cache」を導入して表示速度を上げるのも大事ですが、WordPressの動作が遅くなる原因を減らすことも大切です。
MixHost公式サイトで、負荷が高いプラグインの一例として挙げているのが以下です。
高負荷のプラグイン
- WordPress Popular Posts → 人気記事を表示。
- WP SlimStat → アクセス解析。
- FeedWordPress → 他サイトのRSSを取得して自動投稿。
- Crayon Syntax Highlighter → ソースコードをキレイに表示。
- WP External Links → 外部リンクアイコン表示。
負荷が高いプラグインを調べるには、P3 (Plugin Performance Profiler)というプラグインを使います。
私も、負荷の高いプラグイン「WP External Links」を使用しているので、別の方法を検討中です。
【まとめ】MixHostは「LiteSpeed Cache」で速度UP!
「LiteSpeed Cache」は初心者でも簡単に導入できると思います。
注意ですが、「LiteSpeed Cache」はキャッシュを使用するので、コンテンツを更新しても古いデータのまま表示されることがあります。
なので、変更したデザインをすぐ確認したい時などは、キャッシュを消す必要があります。
「QUIC.cloud」に関しては少し難しいので、初心者は無理して導入しなくてもいいのかなと思います。
CDNは、有名企業でもキャッシュ事故を起こしていて、ログインするような個人情報を取り扱うサイトは、設定を間違うと他人に情報を見られてしまう可能性があります。
おしまい。