国民年金のクレジットカード払いは、保険料がポイント対象のカードを選べば、一番おすすめな支払い方法です。
国民年金を前納する場合、クレジットカード払いと口座振替では、口座振替の方が割引率が高くてお得なような気がします。
ですが、クレジットカード払いは、ポイントを含めて考えると一番お得です。
以下の表は、クレカ払いと口座振替の前納の金額を比べました。
カードの還元率が1%の場合、ポイント分を引くとクレカ払いの方がお得なことがわかります。
6ヵ月分 | 1年分 | 2年分 | |
---|---|---|---|
クレカ (1%) | 98,430円 (984P) | 194,960円 (1,949P) | 383,210円 (3,832P) |
口座振替 | 98,110円 | 194,320円 | 381,960円 |
クレカ払いが一番お得なことがわかりましたので、支払いできるクレジットカードの種類と、nanacoで支払えるかどうか調べたいと思います。
そして、毎月保険料を支払った場合とクレカで前納した場合、30年間ではいくらの差がでるか計算したいと思います。
支払いできるクレジットカード

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書のクレジットカード一覧によると、以下のクレカが利用可能です。
ただし、ポイントを付与しないカードや、通常より還元率が悪くなるカードがありますので、各カード会社のサイトでご確認ください。
- アメリカン・エキスプレス → 還元率は通常の半分0.5%(公式HP)
イオンクレジット → 還元率0.5%(公式HP)
- NC日商連
- OC
- Orico
- セゾン
- JCB
- セディナ
- ダイナースクラブ → 還元率は通常の半分0.5%(公式HP)
- ジャックス → 還元率0.5%(公式HP)
東急
- トヨタファイナンス → 還元率1%(公式HP)
- 日専連
- 三井住友 → ポイント付与対象外(公式HP)
- 三菱UFJニコス
- UCS
→ 還元率0.5%(公式HP)
- ライフ
- 楽天カード → 還元率1%(国民年金の場合0.2%)(公式HP)
- UC
- VISA
- Master
国民年金のnanaco払い
クレジットカードで国民年金を支払う場合、年金事務所で手続きをする必要があります。
でも、手続きが面倒くさいと感じる方や、継続的にはクレカで支払いたくない方もいると思います。
その場合、クレジットカードでnanacoをチャージし国民年金を払えば、クレカのポイントを貯めることができます。
ただし、ポイントが貯められるクレカは限られますし、前納のように1度の支払いが高額な場合は、nanacoの限度額の関係で支払い手続きが複雑なようです。
それに、保険料額が30万円を超える納付書はコンビニでは支払いできません
なので、すでにnanacoを使い慣れている方以外は、あまりおすすめしません。
楽天カードで2年前納の場合いくら得するの?

楽天カードを利用した場合、国民年金のポイント還元率は0.2%です。
楽天カードで2年前納を繰り返し計30年間支払ったとしたら、毎月ごとに支払った場合と比べて、いくら得するでしょうか?
ただし、計算しやすくするため、保険料や物価の変動を考えず、令和2年の保険料で計算します。
毎月保険料を30年間支払った場合
1ヵ月の保険料は16,540円として、以下のような計算になります。
16,540円×12ヵ月×30年=5,954,400円
2年前納で30年間支払った場合
クレカ払いの2年前納額は383,210円で、15回払えば30年分です。
383,210円×15年=5,748,150円
支払った額500円に対して1ポイント付くので、11,496ポイントもらえます。
そして、支払った額からポイント分を引くと、30年間で支払う保険料は実質5,736,654円です。
5,748,150円-11,496ポイント=5,736,654円
毎月ごとに保険料を支払う場合と、クレカで2年前納した場合では、30年間で217,746円も支払いに差があります。
5,954,400円-5,736,654円=217,746円
【まとめ】お得なクレカ払いで前納しよう
国民年金を支払っている方は会社員ではないので、毎月の保険料の支払いに苦労している方も多いと思います。
でも、毎月納付する方法だと、一番多く保険料を支払ってしまってます。
なので、お金に余裕のある方は、クレジットカードで前納する方法をおすすめします。
ただ、クレジットカード払いは一括のみなので、限度額や残高が足りなくなることのないよう注意しましょう。
クレジットカード払いへの変更手続きがわからない方は、以下の記事をどうぞ。