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Webデザインの著作権。レイアウトや配色は真似してもOK?

Webデザイン

他のWebサイトのデザインを明らかに真似したサイトとかありますよね。
あれって著作権的に問題ないのでしょうか?

結論からいうと、グレーです。

なぜかというと、

著作物は、思想又は感情を創作的に表現した物でなければいけないですが、レイアウトや配色は創作的表現にあたらないからです。

レイアウトや配色に著作権は認められない?

Webサイトのデザイン

著作権は無方式主義ですから、創作した時点で発生します。
当然、Webサイトを構成する文章や写真、イラストなどにも著作権があることになります。
そしてこれらを組み合わせることにより、サイトに創作性があれば著作物として認められます。

なので、Webサイトの文章や写真をパクればもちろん著作権侵害です。
しかし、レイアウトや配色は、創作的表現にあたらないとされているのです。

デザインにおける著作物性について参考になる判例がありましたので、抜粋して紹介します。
この判例は、商品広告デザインについてで、提供された素材をレイアウトや配色しただけでは著作物性がないというものです。

(2) 著作物性
ア 原告は、本件デザイン画について、これらは著作物性を有し、これを創作したのは原告の従業員であるから、原告に本件デザイン画にかかる著作権が帰属すると主張する。

また、原告は、本件デザイン画の著作物性の根拠について、写真、背景の色や文字を、商品のイメージ、アイデア、コンセプト等に合わせて、独自の発想に基づいてデザイン、レイアウト、配色、仕上げ作業等を行って制作したことを理由として述べる。

しかし、商品イメージやキャッチフレーズ、モデルの写真などの素材は、被告らから提供されたものであって、原告が制作過程において行った作業(製造過程における作業を除く。)は、デザイン、レイアウト(素材のレイアウト)、配色、仕上げの各作業に過ぎず、本件デザイン画に著作物性を認めることはできない。

(平成24年1月12日判決)

このように、レイアウトや配色は各作業に過ぎないと言っています。
他にも、「知恵蔵事件」というレイアウト・フォーマットに関する裁判がありましたが、こちらも著作権の成立を認めていません。

なので、レイアウトや配色を真似しただけでは、著作権侵害にならない可能性が高そうです。

ただし、パクリだと訴えるのは自由ですから、トラブルになる可能性はあります。
Webサイトの場合、パクリを見つけることも簡単ですし、パクリを探し出してバッシングする人もいるでしょう。
つまり、著作権侵害にならなくても、私刑になる可能性はあります。

 

 

【まとめ】Webデザインのパクリはやめよう

Web制作していたら、デザインが良いと思ったサイトを参考にすることもあると思います。

ただ、リスペクトやオマージュのつもりでサイトを作成しても、それがパクリかそうでないか判断するのは他人です。

なので、明らかに似ているというWebサイトは作らない方が無難ですね。

 

おすすめ記事 → ブログ運営者のための著作権&肖像権入門

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