『Canva』で作成したデザインは、WebサイトやSNSなどで利用することができます。
基本的には商用利用も可能で、クレジット表記も必要ありません。
ただ注意は、素材を無加工のままでは利用できないことです。
それでは、『Canva』の著作権と商用利用のポイントを説明したいと思います。
Canvaで作成したデザインの著作権

『Canva』は個人向けに2つのプランがあるのですが、著作権などの取り扱いに大きな違いはありません。
プランにより、利用できる素材数やAI機能は異なります。
Canva無料 | Canvaプロ | |
---|---|---|
料金 | 0円 | 月払:1,180円/月 年払:11,800円/年 |
ストック写真、グラフィック、 フォント、動画、オーディオ | 320万点以上 | 1億2,700万点以上 |
テンプレート | 210万点以上 | 380万点以上 |
年払いで16%以上お得。

著作権は、思想又は感情を創作的に表現した時に、自動的に発生する権利です。
Canvaの素材は第三者の著作権で保護されますので、
素材を利用するかしないかで、自身のデザインのの取り扱いは異なります。
素材を利用した場合、第三者の権利に依存しますので、許可された用途でしか使用できません。
- 完全にオリジナルのデザイン → ユーザーに著作権がある
- Canvaの素材を利用したデザイン → ユーザーは使用する権利があるだけ
- AI生成したデザイン → 著作権で保護されるかは不明。
AI生成画像が著作物として認められるかどうかはわかりません。
人間が生成に深く関わり創作的に生成されていれば著作物として認められるかもしれませんが、AIに任せる部分が多いと著作物とはならないと思います。
商用利用のポイント

完全にオリジナルのデザインは、著作権は自身にありますのでデザインの商用利用が可能です。
Canvaの素材を利用した場合は、クリエイティブな作品でなければ商用利用できません。
素材そのままや最小限の変更は、他人のコンテンツを再販売することに相当するのでダメです。
以下は、他人のコンテンツの再販売になりますのでダメ
- フィルターのみ
- カラーを変えるだけ
- サイズ変更のみ
- 素材の切り抜き
- アウトライン化
- ボーダーなどの追加デザイン素材を最小限にして1つのコンテンツを使用
クリエイティブなデザインを作成後は、許可された用途で使用することができます。
商用利用の例と、禁止されていることは以下になります。
利用方法について詳しくは、Canvaのコンテンツライセンス契約に以下のように記載されています。
翻訳して記載したよ。

5.Canva上のすべてのコンテンツの使用許可(プロ音楽とポピュラー音楽を除く)
本契約では、コンテンツを含むCanvaデザイン(無料またはプロ)を使用して、以下のことを行うことができます。Canvaのコンテンツライセンス契約
- 印刷物、製品パッケージ、プレゼンテーション、映画およびビデオプレゼンテーション、コマーシャル、カタログ、パンフレット、グリーティングカード、プロモーションおよび/または再販用のポストカードを含む、複製数量制限のない招待状、広告およびプロモーションプロジェクト。
- 学校や大学のプロジェクト。
- ソーシャルメディアの投稿またはプロフィール画像。
- パソコンまたはモバイルデバイスの装飾的な背景。
- Canvaで使用するためのデザインテンプレート。
- 書籍や本の表紙、雑誌、新聞、社説、ニュースレター、無制限の印刷物のビデオ、放送、劇場でのプレゼンテーションなどのエンターテインメントアプリケーション。
- ウェブページ、ブログ、電子書籍、ビデオを含むオンラインまたは電子出版物(プロコンテンツの場合)は、セクション5Aの制限の対象となります。
- 個人的または宣伝目的、再販、ライセンス、またはその他の配布のための印刷物、ポスター(すなわちハードコピー)、およびその他の複製物。
- Canvaが書面で承認したその他の使用。
【まとめ】『Canva』は商用利用可能
Canvaは、無料で商用利用も可能なので、使い勝手の良いツールと言えます。
素材をそのまま利用しないことと、素材を利用しての商標登録やストックコンテンツ販売はできません。
この記事では大まかなポイントを記載しましたが、細かい利用条件がありますので公式サイトで確認してくださいね。
Canvaプロの素材の利用に、少し制限があったりします。