VRゴーグルの視野角(FOV)とは?
VRゴーグルを調べていると「視野角(FOV:Field of View)」という言葉を目にします。
視野角とは、ゴーグルを装着したときにどれだけ広い範囲を見渡せるかを示す数値です。
単位は「度(°)」で表され、値が大きいほど「より広い視界で没入感を得られる」という特徴があります。
例えば、映画館の前列で見ると画面が大きく感じるのと同じで、広い視野角のVRゴーグルは「目の前いっぱいに映像が広がる」感覚を体験できます。
視野角が狭いと、どうしても「ゴーグル越しに映像を見ている」感覚が強くなり、端に黒い縁が見えてしまいます。
一方で、広い視野角なら「現実世界の視野」に近づくため、より自然でリアルな感覚を味わえます。
ただし、広ければ広いほど良いというわけではありません。
視野角を広げるほど解像度も上げなければ、PPDが下がり画質が粗く感じるからです。
PPD (Pixels Per Degree):視野角1度あたりのピクセル数
Meta社は、視野角が水平180度、垂直120度という広い視野角のデバイスを開発中らしいですが、肉眼レベルの視野角と解像度を両立したVRゴーグルはまだ難しいようです。
レンズ性能だけでなく、処理性能とかも高くないといけませんので、VRゴーグル単体でこれらの課題を克服するのは困難を極めます。
主要VRゴーグルの視野角比較
実際のVRゴーグルごとの視野角を比べてみましょう。以下は代表的な機種の参考値です。
ただし、装着方法や顔の形によって体感が変わることもありますので注意が必要です。
| VRゴーグル | 水平視野角 | 垂直視野角 |
|---|---|---|
| Meta Quest 3S | 96度 | 90度 |
| Meta Quest 3 | 110度 | 96度 |
| PICO 4 Ultra | 105度 | ー |
PICO 4 Ultraは、公式サイトにFOV105度しか記載がないので、水平視野角が105度なのだと思いますがよくわかりません。
人間の両目で見える水平視野角は約120度、片目だけで見える部分も併せると約200度、垂直は約135度と言われています。
人間の目も中心部は鮮明ですが、周辺に向かうにつれてボヤけていると思います。
VRゴーグルの視野角は、人間の目で鮮明に見える範囲はカバーしてますが、人間の視野角よりは狭いので「双眼鏡を覗いている感覚」になります。
実際に私も、Meta Quest 3SでYouTubeなどの映像を見るだけなら、中心付近を凝視しているので、あまり周辺部分が気になりません。
しかし、VRスポーツをしている時は目線を動かすので、やはり端の黒い部分が気になりました。
現在のVRゴーグルのほとんどのモデルは、視線を動かさない場合はある程度の没入感はあるが、視線を動かすと没入感が低下すると思います。
【まとめ】視野角が広いと没入感が高まる
VRの「視野角(FOV)」は、没入感を大きく左右する大切な要素です。
- ゴーグルによって数値や体感は異なる
- 数値が大きいほど広い視界を得られる
- 100度前後でも十分楽しめるが、肉眼よりは狭い
- 視野角が広いほど解像度も重要
これからVRゴーグルを選ぶなら「視野角」と合わせて「解像度」もチェックしましょう。
画質がどれくらい鮮明かわかりますので、自分の目的に合ったVRゴーグルを選びやすくなります。